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“もう一つの東京”谷中 外国人旅行者に愛される理由とは?

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“もう一つの東京”谷中 外国人旅行者に愛される理由とは?

 日本政府観光局は、日本を訪れた外国人旅行者の数が、昨年初めて年間1000万人を超え、過去最高の1036万人となったことを、先ごろ発表した。東京都の発表では、一昨年、東京を訪れた外国人旅行者は、約556万人だったという。2020年のオリンピック開催を控え、この数字は、今後ますます伸びていくだろう。

 東京都台東区にある谷中が、海外からの旅行者のあいだで人気の高まりを見せている。“谷根千”(谷中・根津・千駄木)の一角である谷中は、外国人旅行者にとって、どのような魅力を持った町なのか。AP通信のニュースサイト「ビッグストーリー」が詳細に解説している。

【人間サイズの町、谷中】
 多くの旅行者にとって、東京というと、高層ビルが建ち並ぶハイテク都市のイメージだ。しかし、曲がりくねった路地に、低い建物が並ぶこの町は、他所と違って、20世紀半ばの雰囲気を残している、と同サイトは語る。旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」には、

・ネオンサインが見当たらない! 東京の他の観光地とはまったく違う。
・昔の東京は、こんなふうだったんだろうな。
・近代化がここには及んでいないようだ。
・交通量が、東京の他の場所に比べてかなり少なめで、のんびり歩くには最適。

と、同地を訪れた外国人旅行者から、英語でコメントが寄せられている。移動手段が徒歩中心のため、町の雰囲気をよりダイレクトに感じられるようだ。

【歴史が感じられる町、谷中】
 谷中には、伝統工芸品店があるばかりか、竹細工や銀細工など、多数の伝統工芸が、いまも実際に行われている、とビッグストーリーは伝える。「谷中には、歴史と、伝統と、寺院があります」。谷中に30年以上住み、自らも日本画家としてアトリエを構えているアラン・ウェスト氏はそう語ったという。観光客のために、作業の様子を見られるようにしている所も多いとのことだ。氏のアトリエは、全面ガラス張りで、氏が絵を描く姿が見られるようになっている。

 “谷根千”には寺院が100軒以上あり、そのうち73軒が谷中にあるという。

・東京に滞在するなら、ここは必ず行かないと。小さいけれどすばらしい寺がいくつもあって、しかも浅草寺のように混み合っていない。

 また、歴史上の人物も数多く埋葬される、広大な谷中墓地がある。観光で墓地を訪れるということになじみのない人に向けて、実際に訪れた多くの人が勧めている。

・驚いたことに、墓地の中に交番があり、子供のための遊び場もある。
・たくさんの地元の人が、墓地の通路を近道として使ったり、犬の散歩コースにさえ使っているのに気付いた。とても落ち着いた雰囲気で、驚くほど心地よい散歩だった。
・私たちのものとはずいぶん違う。仏教では火葬する。狭い場所にたくさんの人の亡骸を埋葬できるように。この広大で清潔な墓地は、見る価値がある。

 意外にも、墓地は外国人旅行者にとって新鮮な体験となったようだ。

【暮らしが見える町、谷中】
 古いものばかりではない。谷中は住宅街であり、多くの人が現に生活する場所だ。谷中銀座商店街では、その生活の息吹を直接感じることができる。同サイトは、それを谷中の魅力として挙げている。漬物だけを売る店や、さまざまな魚の練り物を扱う店は、西洋人には珍しいものだ、と付言する。

・旅行者狙いのお店じゃなくて、地元の人行きつけのお店に行くことができて、とてもよかった。
・東京のすごく絵になる場所で、狭い脇道にカフェやお店がひっそりと建っている。とても良いカフェに出会った。伝統的な店構えで、客は畳に座るんだ。そこで、とてもフレンドリーな常連客何人かに会った。
・かわいらしい小さなお店がたくさんあって、すばらしい食べ物を売っている。コロッケ屋に、コロッケ屋と、そしてコロッケ屋。パン屋に焼き鳥屋も。歩き回って雰囲気を吸収するのに最高の場所。
・予算的なことを言えば、ここで1日楽しく過ごすのに、電車賃と軽食代ぐらいしか、お金がかからないのはすばらしい。

保存版 上野・谷根千を極める!グルメ&お買い物完全ガイド (アスペクトムック)

(Newsphere編集部)

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