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スカイマーク破綻、“稀な成功例だった”と海外紹介 起死回生の国際線参入プランが裏目

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スカイマーク破綻、“稀な成功例だった”と海外紹介 起死回生の国際線参入プランが裏目

 国内第3位の航空会社スカイマークが、28日に民事再生法の適用を申請した。ブルームバーグや英フィナンシャル・タイムズ紙、ロイターは、スカイマークの無理な路線拡大や大手との価格競争、さらにはLCCの参入による収益性悪化、打開策として進めたエアバスA380購入の失敗が重なったため、としている。

◆投資会社の支援を受けて再生へ
 負債総額は71億円。社長の西久保愼一氏は退任し、最高財務責任者の有森正和氏が新社長に就任。3月1日に上場廃止となる。今後は、プライベートエクイティのインテグラルの支援を受けて、再生に取り組む予定だ。通常運航は継続される。

 ブルームバーグは、「利益改善へのカギは、(ドル建てで、支払いが円安で膨らんでいる)リース機の早めの返却と安定した利益を生み出すレベルへの運航縮小などの手を打つことだ」という、野村證券の広兼賢治アナリストの言葉を引用した。

◆日本航空業界の革命児
 フィナンシャル・タイムズ(FT)紙は、1998年に創立されたスカイマークは、日航(JAL)と全日空(ANA)に支配されていた日本の航空業界を、格安の価格を提供することで発奮させようと模索してきたと伝える。ロイターも、スカイマークはANAやJALとの提携なしに成功している格安航空会社のまれなケースだった、と評する。

 しかし、果敢な路線拡大が不採算路線へとつながり、近年のAirAsiaやカンタス(Jetstar)などのLCC参入による競争激化で、スカイマークの命運は悪化。SMBC日興証券の長谷川浩史アナリストによれば、「いったん(LCCが)優勢となれば、スカイマークに残された市場はニッチなものとなり、最終的にはビジネス規模により収益を確保できなくなった」と、FTが伝えている。

 またロイターは、大手航空会社2社がドル箱路線である羽田空港接続の路線で激しい価格競争を導入したことで、スカイマークの経営を追い詰めたと指摘している。

◆打開策のA380購入に失敗
 事態を打開する措置として、スカイマークはエアバスから超大型機A380を購入し、2010年にビジネスクラスでの国際線参入を目指す計画を発表した。他社の半分以下の価格で提供し、マーケットシェアの拡大を目論んだのだ(ブルームバーグ)。また、ニューヨーク線などのドル箱路線で低価格のビジネスクラスを提供する予定だった(ロイター)。

 しかし、2012年からの急激な円安により燃料費やドル建てのリース機の支払いなど諸経費やA380の新規購入費用が高騰し、スカイマークの経営を悪化させたことを3紙は伝える。さらにFTは、大手の競争相手と違って、スカイマークは急激な為替変動の影響を緩和させるためにあるべき投資先を持っていなかったことを指摘している。

 資金繰りが悪化したことから、エアバスからの契約解除が通告され、さらに7億ドルの契約違約金の支払いを求められている。

(Newsphere編集部)

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