PS4、世界700万台突破! “ゲーム業界における快挙”と海外紙評価のワケ

 昨年11月に発売したプレイステーション4の販売台数が、4月6日までに700万台を超えたとソニーが発表した。またPS4専用ゲームソフトにおいても、店頭販売およびプレイステーションストアからのダウンロード版を合わせて、2050万本以上を売り上げたという。

 PS4から新しく追加された「シェア(共有)」機能も活用されている。1億3500万以上の映像が共有されており、TwitchtとUstreamでは490万ものゲームプレーが放送され、9000万近い視聴が行われている。

【PS4の快進撃を海外メディアが報道】
 ソニーの発表をうけて、米タイム誌は、販売開始後半年以内に700万台を販売したというのは、ゲーム業界において快挙だと報道している。英テレグラフ紙も、PS4の快進撃を伝えている。同紙によると、PS4はイギリス国内において、今までで最速のペースで販売されている家庭用ゲーム機だという。さらに、1月には、アメリカ国内で販売された家庭用ゲーム機販売台数で1位となった。

 『IGN』は、PS3での失敗を教訓にソニーがさまざまな改革を行った結果、PS4で良い結果を出せたと指摘。その上で、北アメリカで1日100万台を販売し、ゲーム業界の記録を塗り替えたことを報じている。

【PS、注目度も抜群?】
 PS4に対する注目度の高さは、『IGN』の記事に対して、4月18日現在、約9700ものコメントが寄せられていることからもわかる。その中には、PS4所有者からの称賛も数多くある。またPS3も良いという意見もあり、PS4に限らずPSに対する注目度の高さが伺われる。

【先行き不透明なPS4とソニー】
 PS4の販売は好調であり、今のところ他の家庭用ゲーム機を販売台数で上回っていると予想される。ただ、ライバルのXbox Oneは1月以降、販売台数を発表しておらず、予断を許さない状況だと複数の海外メディアが報じている。

 タイム誌は、マイクロソフトが販売する専用ゲームソフト『Titanfall』の販売状況によっては、Xbox Oneの売り上げが伸び、PS4との差を縮める可能性があると分析している。

 さらに英テレグレフ紙は、ソニーがアメリカ本社ビルの売却に加え、東京本社ビルも売却する予定であることや、5000人の人員削減、PC事業からの撤退を指摘。PS4が爆発的に売れていても、依然としてソニーの経営が苦しいことを示唆している。

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Text by NewSphere 編集部