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増税前駆け込みで、金の売上5倍の企業も “アベノミクス失敗に備えている”と海外紙分析

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増税前駆け込みで、金の売上5倍の企業も “アベノミクス失敗に備えている”と海外紙分析

 4月1日の消費税増税開始前に、貴金属店では金地金が歴史的な売上を記録している。国内地金大手田中貴金属によると、同社の直営店7ヵ所による売り上げは、今月500%以上の増加を見た。3月1日から27日までの売上は去年3月比423%の増加、3月27日までの四半期売上は2013年同期比249%増となった。

 3月27日、同社の銀座にある旗艦店には、230万円相当の金地金500gを購入する人々が3時間の列を作った、とフィナンシャル・タイムズ紙は報道している。初めて金を購入する人も多いという。東京の会社員(59歳)もその一人で、50gを2本と20gを3本の合計80万円の金地金を購入した。「金は大きく値下がることはなく、株式や通貨よりも安全な資産」とブルームバーグのインタビューに答えた。

 安倍晋三首相が経済政策「アベノミクス」を進める中、インフレ上昇に備えて金を購入する投資家が増えている、とフィナンシャル・タイムズ紙は指摘している。

【アベノミクス失敗に備えた投資】
 投資家の資金が金に集まっているのは、単に増税が理由ではない。金投資の第一人者である豊島逸夫氏は同紙に答え、「徐々にではあるが、確実に、人々はアベノミクスの失敗という最悪の事態に備えている」と述べた。「資産価値を守るため、金はインフレ・ヘッジの役割を果たす。経済がデフレ状態に戻ったとしても、資金は再び安全な金に流れる。」

 三菱UFJ信託銀行が発行する貴金属現物ETF「金の果実」は、安倍氏が2012年12月に政権を取った際の5.6トンから現在6.9トンに増加した。また、1月中旬、同ファンドの個人投資家の数は15,243人となり、前年の9,849人から大幅な増加となった。去年28%下落した海外市場における金価格とは対照的な人気ぶりである。

 アベノミクスが増税を生き残れるのか、エコノミストの間でも意見が分かれている。1997年の消費税増税の際は、深刻な不況が発生した。今回の増税も、消費に悪影響を及ぼし、景気回復の芽を摘むのではという懸念が高まっている。

【増税後の差益を見込んだ財テク素材】
 一方、金投資の人気は増税前の駆け込み需要の一つに過ぎない、という意見もある。消費税増税後の差益を見込んで投資家が金に殺到している、とテレグラフ紙は指摘している。
最近の金市場価格の下落も一因となっている。3月14日に1g当たり4,769円だった価格は、3月24日の週初めには4,590円となった。

 増税は安倍内閣に対する非公式の信任投票であると見られている。同内閣は、2015年10月に、消費税を再度引き上げ10%にする予定である。

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(Newsphere編集部)

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